もくもくハウスの主軸である木工加工センター、通称は工場と呼んでいます。朝8時から夕方5時まで加工作業をしています。協力隊も入ると女性も4名、忙しいときには学生アルバイトの応援も入ります。集成材の製作は、丸太から製材、乾燥、カット、接着、集成までを行います。集成加工した矢羽材から木製品をつくります。工程が幾度もかかることと、歩留まりを計算すると矢羽材になるものは年間を通じて、丸太の総材積から計算すると23%ほどです。特別な美しい模様となった矢羽材は更に工人の加工により作品となります。集成材にならないものは家畜用のリサイクル材などに利用します。そんな木工加工センターの毎日に難題がふりかかります。機械の修繕は、2月に度重なるように続き、コンプレッサーが止まり、ワイドサンダーも停止、プレス機の油圧もれ、フォークリフトの故障など同時に4つの機械が故障するという、パニック状態になりました。そうなると工場の仕事がストップするので休日返上、修繕箇所の確認、見積もりなど、更に修繕費の交渉と仕事は尽きぬものです。トータルで考えると修繕費は合計したくないような金額に膨れ上がります。どの程度、何を交換して直すか、というのも交渉となります。また基盤など不足もあり機械部品が順調には入らず、半年以上という場合も多々です。先週末からワイドサンダーの基盤交換作業は4日目になりますがうまくいくように期待します。トータルで考えると、丸太のリサイクルや端材にも経費が発生しているということがわかります。地域の産業として次の時代につながる、続けるためにも日々の工夫と、コツコツとたゆまぬ努力が必要なものづくりの現場であります。

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