道の駅情報 , 商品のはなし

入荷

リニューアルオープンの12月に新たな工芸作品を販売する試みとして、宮城県仙台市秋保の工芸家で仙台箪笥の製作で有名な、熊野洞の熊野さんに漆塗りの箸などの注文をして快く受けていただきました。熊野さんはみやぎ地場産品流通研究会の会員同士で津山とも昔から交流のある工芸家さんです。その後に私も箸やお椀、漆塗りが好きなこともあり、漆塗りのお椀をリクエストしました。津山のお店に来るお客さまも漆塗りのファンの方がいますので、順調に売れています。朱塗りや黒、透明な漆塗りもあります。箸は質感が少しザラっとした感じがする、更に高級感を醸し出す乾漆塗りが1膳約5千円と人気であります。私も津軽塗りで乾漆塗りのお椀を、同じ作家さんから何度か購入しました。そのころから乾漆塗りの魅力に引き込まれていました。とても手間のかかる塗りであること、その分高価になること、しかしその質感と上品な塗りの美しさには価格以上の価値があることに気づきます。お椀の場合は15000円が相場でしょうか。今回、何度か入荷している熊野さんのうるし椀は6000円から8000円代でお求めやすい価格であり、お土産用やご夫婦で日常使いに購入される方もいます。若いカップルでも、モノの良さを理解している方はじっくり選んで購入されているように見受けられます。

日常の生活の中に、ちょっとした良いものを取り入れることで、そこに新しい魅力が生まれます。確かにモノにあふれた今日では、お椀が漆塗りなのか、プラステックなのか、また木質風新素材なのか見分けもつかぬほど多くの種類で溢れています。それでも何百年と引き継がれてきた伝統のものを改めて感じることも、必要なのかもしれません。日本古来からの伝統技術は、この先どんな時代がこようとも、引き継がれていってほしいと切に願います。
さて雨が続きましたが、また暑さが戻り、今年の「りんご」は8月末から道の駅津山に入荷しています。「つがる」の種類が一番多いのですが、「きおう」という黄色いリンゴも早々に入荷して、本日には完売しました。「洋ナシ」も入荷したと思っていたら、あっという間に完売です。高温の日が続き、秋からの果物も早めに熟している様子、。味見用に購入しようと思っているうちに売り切れてしまう、、のですがまた入荷すると思いますので、気長に待ちましょう(笑)

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