地域に協力すること、っていろいろありますね。行政区、交通、消防、健康推進、学校、、。木工が多くかかわるのは、学校です。学校のスタイルも10年を区切りにずいぶんと変わっています。地域から人材を確保して、授業に取り入れる工夫や交流の依頼が私たちの工房や組合にもあります。ボランティアや地域貢献というスタイルでしょうか。教育機関に専門の先生が不足しているということもあるでしょう。中学校では旋盤体験でお皿をつくる授業にも参加します。2人の工人が約6週くらい学校に出向いて指導をします。この時期は小学校の卒業制作指導で、通常であれば学校でこどもたちにオルゴールチェストの製作を指導します。今年はオミクロンの感染拡大で、学校へ外部から入ることが禁止のよう。そこで考えたのが先生に訪問いただいての製作指導です。約1時間前から準備をして、ガイドなどつくります。スタッフも1年前のことと、記憶を戻しながら、ビスや細かい材料確認、準備というたくさんの時間を費やします。先生がきてから、組み立て方の説明、注意点などの指導をして、実際は先生が学校の授業で教えることとまとまりました。今回はベストスタイルです。クラフト教室や体験に関しては、料金は材料代のみです。地域で暮らす、地域とともに、そんな思いがあるから、プラスもマイナスも関係ありません。作品が完成してこどもたちの笑顔の数だけプラスがあれば十分です!