クラフトショップもくもくハウスで夏休みに開催した工作教室で、棚や箱、木の家などを自由に作るコースがありました。工作の部材はいつも人気なので、ショップでも販売しておりました。その場合に木をカットするのこぎりや釘を打つかなづちが必要になります。棚づくりがうまくいかないという問い合わせがあり、急に夕方、工場に連絡して図面通りに組み立てしてもらいました。
なるほど結構たいへんな作業ではあるようですが、仕上がったものをみると頑丈で、木の香りがする立派な棚でした。
今は釘打ちもあまり経験することもない時代のような気がします。釘をまっすぐに打ち込むことはとても難しいものです。のこぎりを使って木を切る作業なども、おそらく体験する機会はあまりないでしょう。工作を通じて学ぶこと、道具の使い方、工夫、ものづくりのことなどたくさんあると思います。国産材の木をつかい、杉の木の良い香りにふれ、木質のあたたかみを感じることは今後もこどもたちに伝えていくべきことと実感しています。